いつもより30分早く仕事を終え、(この時間なら紀伊国屋が開いている!)本屋へ立ち寄って2冊の本を買いました。帰りの電車で読みつつ、早く読みたかったのでTVの誘惑のない某定食屋に行き夕食がてら読書にふける。。
よんだ本はこんな感じ。
「CSR(企業社会責任)、SRI(社会責任投資)など、企業の運営の中で環境への配慮が重要視される中、金融機関が果たす役割は大きい。ゴミの削減、CO2排出削減、環境保護団体への寄付等一般的に行われる活動はさておき、より積極的な関与、つまり経済全体により良い影響を及ぼしうる金融機関という他の業種にはない影響力の活用が必要。活用がうまくいけば、その有効性は大きい!」
最近はエコエコと、ネコも杓子もエコですが、その有効性・信憑性は良くわかりませんが、一般に関心が高いのはご承知のとおり。実際温暖化や環境破壊は周知の事実であり、何とかその進行のスピードを遅くする努力が必要です。でも実際自分の私生活・仕事上のレベルまでリサイクル、自然との共生等々を落とし込んで実践できているかといえば、残念な状況が多いと思います。そうでない人、家庭でのエコを実践している人であっても、それは免罪符的なお守りくらいにしか過ぎないのではないかと思う。。一家庭の努力は焼け石に水。ちりも積もれば山となるですが、山と積もるまで時間がないかもしれない。であれば、最初から山が動けばいいのです。それがこの本のいいたいことのような気がしました。
環境破壊は家庭もその要因ではありましょうが、企業・経済がその多くを作っていることはたぶん事実。
企業は事業運営のために資金調達をしますが、その際に、金融機関が審査条件の一つとして「環境配慮」面を適切に評価、インセンティブを与えることができれば、自然と企業は慈善や広告のためではなく、経済的利益のために環境配慮をするようになる、それが連鎖すれば経済全体で環境配慮型経済が成立するのではないか、それが今実践するべきことなのかも、と考えさせられた。
日本はまだまだ企業の環境責任が軽いようです。うちの会社も真剣に考えているのかなぁ。。
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