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印象的だった場所:マチュピチュ(ペルー)、イスタンブール、四国、福井県。
今日は有給休暇をもらいました。
みんなが仕事しているときに休むって
なんでこんなにワクワクするんでしょうかね~
ついつい昨日も夜更かししそうになりました。
ところで、年末年始の休暇から色々本を読んでいます。
本屋に行くと1時間なんてあっという間に過ぎてしまうくらい読みたい本が沢山あるんですが、
年末に仕事帰りの本屋でたまたま見つけました。「グラミン銀行を知っていますか」
たまたま見つけた本でついでに買ったのですが、印象深かったので書きます。
バングラデシュで設立された「グラミン銀行」とバングラデシュの女性たちのかかわりをレポートした本です。
グラミン銀行はバングラデシュの貧困問題を解決する目的で当初NGOとして設立、マイクロクレジットという手法で融資を行い、後に正式な銀行として運営を続けている。
「マイクロクレジット」
通常の銀行では返済能力なしとして相手にされないような最貧困層を相手に小額の融資を行うもの。グラミン銀行では特に、バングラデシュでは経済的に父・夫に依存してしか生活するすべのない女性たちを中心に融資の対象としている。
土地等の担保を必要としない無担保で、グループ連帯保証のようなシステムを採用し、利子支払い・元本返済の確実性を高めている。
私がすごいな、と思ったのは、貧困問題といえば、国連・NGO・ボランティア・開発援助・・・・・・どこかでよく見た今ひとつ力強さを感じさせない、偽善のにおいをともなった連想しかできなかった・・・(あくまでもイメージですが。情熱を持って取り組んでいる方が沢山いらっしゃると思います。)という中で、一方通行の「援助」ではなく、サービス提供・対価の支払という「融資」によって貧困問題に取り組んだ、そのコンセプトです。
持続可能な~~という言葉がよく聞かれますが、これこそ「持続可能」な開発の一つではないでしょうか。
生活資源をただ与えられるのではなく、チャンスと責任を得ることによってこそ、自ら考え行動し、自立することができる。親方日の丸的に何かに依存してしまえば、その支援が生命線となり突然行き詰る危険をはらみます。持続可能であるためには、自立することがなによりも大切である、ということをグラミン銀行はその事業のうえで実践しています。
「グラミン銀行を知っていますか」
著:坪井ひろみ 東洋経済新報社
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